残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

まだまだ伸びしろのある子

アップルがクラシック専門のサブスクリプションサービスApple Music classicalを開始しました。

Apple Music Classical、1月24日から日本に登場 - Apple (日本)

Apple Music Classicalは、数百ものキュレーションされたプレイリスト、数千にも及ぶ限定配信のレコーディング、洞察に満ちた作曲家のバイオグラフィ、多数の主要な作品についての詳細なガイド、直感的なブラウズ機能などを通じて究極のクラシック音楽体験をお届けします。

Apple Music会員は、追加料金なしで利用できます。

クラシックはカタログが豊富すぎて、同じ楽曲でも演奏者と演奏時期で全然違うので、たとえば村上春樹さんによる小澤征爾さんのロングインタビュー「小澤征爾さんと、音楽について話をする」ではレコードが多数紹介されていて、当時頑張ってApple Musicを探してみたけれどほとんど見つけることができなくてがっかりした記憶があります。

 

 



わたしのようなライトなクラシックファンにとっていちばんの困難性は、カタログ検索です。

このApple Music Classicalで即座に検索問題が解決されるかというと、残念ながらそうでもない気がしました。いままでとあまり変わらないと言うか・・・キューレーションされた「はじめての○○」プレイリストは、だらだら大量に並んでるだけで、どこから手をつければ良いかさっぱりわからなかったりします。

ただ、このアプリがまったく意味がないかと言うとそんなことはなくて、クラシック専用のアプリであるという点において画期的です。つまりApple Music Classicalを使っている間はクラシック音楽のことだけに集中できる、というところが良い。機能面では良いところがわかりにくいこのサービスですが、検索中に他のジャンルに浮気することなく辛抱強くクラシックだけに向き合う時間を作れる、という点で素晴らしい。少なくともわたしにとっては。

先日クラシックに造詣の深い上司とグレン・グールドのお話をしていたところ、チェロとピアノのバッハ作品をグールドがリリースしていると聞いて、おお是非聴いてみようとClassicalアプリで根気よく片っ端から検索し続けてようやく見つけることができました。

 

でもですね、YouTubeだと簡単に見つかるんですよね。検索ワード「グールド バッハ チェロ」で見つかる。

 

Apple Music Classicalはまだまだ伸びしろのある子です。