残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

冷蔵庫が大切

今週のお題「お弁当」

最近お昼のお弁当を作りはじめました。言っても大した事はしていなくて、スーパーで惣菜や冷凍食品をまとめ買いして前夜にテキトウに詰め込む感じです。

きっかけは漏れない弁当箱と出会ったから。

フードマン 弁当箱 立てて運べる 薄型弁当箱 400ml スカイブルー 汁漏れしにくい Wシーリング 4点ロックでしっかり固定 シービージャパン DSK



以前も弁当を作っていたんですが、そのころは液漏れしてしまうためお弁当トートバッグを持って通勤してました。で、荷物が2つになってめんどくさくなって・・長続きしませんでした。

この弁当箱はビジネスバッグ・ザックに立てても寝かせても上下ひっくり返しても絶対漏れません。いちおう怖いからビニール袋に入れて持ち運んではいますけど,漏れたことは一度もないです。蓋のゴムパッキンが非常に優秀です。

 

で、調子に乗って冷凍食品を大量に買い込んだところ、翌週寮(単身赴任中です)の冷蔵庫が壊れました。冷凍食品全部解けてしまった・・

ニュー冷蔵庫が入ってきたらまたお弁当作りにいそしみたいと思います。

 

南高尾のニリンソウ群生地

都民に大人気のお山、高尾山。その南側に南高尾と呼ばれる山域があります。南高尾の西山峠付近に、知る人ぞ知るニリンソウの群生地があり、みてきました。

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一本でも凛として素敵です


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それが群生するとたちまち可愛らしく


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延長ゆうに100メートルを超える群生でした


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お花の隙間から


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虫さんも羽休め


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お日様の方を向いています


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新緑が目に嬉しい季節です

 

ダニエル・ガルシア・トリオ

Apple Musicのオススメを聴き流していたらベースラインにハッとして好きになりました。ちなみにダニエルガルシアさんはピアニストさんで、ピアニストさんのバンドではありますが、圧倒的存在感を持つのはベーシストさんです。まだお名前も確認できていませんが,下の曲ではベースが入る前と後でまったく別物・別レベルのバンドに聴こえるほど、ベーシストさんの音楽的存在感がデカいとおもう。

 

 

メタルはおしゃれ

今週のお題「外でしたいこと」

外でしたいこと・・登山好きのわたしにピッタリなテーマいただきましたー。

めっちゃあるなあ、これから夏・秋にかけてはいろんな山を縦走したいです。渋いところでは金峰山甲武信ヶ岳の縦走。北アルプス表銀座はおさえておきたいし、新穂高から双六、西鎌尾根を経て槍ヶ岳への縦走も魅力的です。南アルプス白峰三山赤石岳の縦走、中央アルプス木曽駒ヶ岳から空木岳の縦走・・いずれも自由なテント泊で歩きたい。うーん夢は広がる一方です笑

そういう、春夏秋の縦走登山のほかに、今年からはじめた厳冬期・残雪期登山もコツコツやっていきたい。やってみてよく分かりましたが、積雪期登山の難しいところは、登るタイミングによって登山道の雪の硬さやもろさ積雪深さなど状態が全く異なるので、同じ山でも毎回違うコースを歩くようなものってことです。事前情報を完全に信じてはいけないのでその場で判断できるための経験が1番大切な気がします。今年は色んな雪の状態に慣れるべく、無理ない範囲で雪山を登りました。そのなかで先日、残雪期に入った谷川岳へ行ってきました。

 

谷川岳

谷川岳を登りました。登山を始めた頃から、雪山に登るなら谷川岳、と目標を定めていたので感無量でした。

 

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ロープウェイで標高1300メートルの天神平まで上がって登山スタート。いきなり雪山の絶景が待っています。風のない、穏やかな天気でした。


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純白の斜面。遠くに登山者の列


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 俎嵓(まないたぐら)と呼ばれるピーク。かつてはこれが谷川岳と呼ばれていました。


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谷川主脈。秋に歩きたい。


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巨大な雪庇をよけて歩きます。


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岩にはエビの尻尾


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山頂標記は雪の中


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谷川岳は双耳峰(2つのピークを持つ山)です。最高峰オキノ耳から隣のトマの耳を臨む。


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さきほどの巨大雪庇を登山道側から見るとこんな感じ。

 

メタルはオシャレ

最近の持論なんですけど、ヘビメタってオシャレな音楽だなーってことです。パーツパーツは破天荒なんですが、全体としては様式美的に統率が取れていて洗練されている。

映像は、1991年9月モスクワで開催されたメタリカのライブ。この数ヶ月後にソ連が崩壊するタイミングで、兵士も客としてめっちゃ盛り上がってるのはそういうことかなと。盛り上がり方が初めてロックライブを見た思春期の子供のようで微笑ましいというか、懐かしい感じです。

 

 

もうすぐ春、もう春?

今週のお題「練習していること」

この一年くらいロープ結びを練習してます。きっかけはテント泊で、ロープでテントを固定するのにしっかり結ぶことや、テントが飛ばないよう岩にくくりつける時に岩の形に応じて長さを変えてロープの張りを保つとか、そういう目的。

 

たとえば、係留結びはしっかり結べてほどくのもカンタン。

 

それから、自在結びは長さ調節、テンション調節に最適です。

 

家のテーブルの脚に太さ3ミリのロープを付けておいて、毎晩音楽を聴きながら反復練習しています。楽しげにロープを結ぶ様子は傍目に引かれるヤツかな・・

 

春を迎える

雪山が続いていたけど、暖かくなってきてお花を愛でる登山に切り替わりつつあります。とはいえまだまだ山は寒いので、最初に咲き始めるのは小さなお花ですが、小さいお花ってホントかわいいんです。

 

高尾山に、「春の妖精」とも呼ばれるハナネコノメを見に行きました。日陰で湿っぽい場所に自生するハナネコノメのお花は5ミリもないくらいの大きさで、探すのもひと苦労でしたが、見つけた時は奥穂登頂より嬉しかったかも。言い過ぎか。

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小さくて、風でふるふる揺れるのがまた可愛い。


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赤と白のコントラストが可憐


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生まれて初めて見れたのでカンゲキしまくりでした。

 

ビースティー・ボーイズ

サムヘンショウにハマってひさしぶりにサブスクでヒップホップを聴いてまわっていたら、ふと思い出したのはビースティー・ボーイズ。曲はやっぱりsabotageだなあ。ベースがメインリフっていう。破天荒すぎる。

 

積雪の蛭ヶ岳

今週のお題「卒業したいもの」

晩酌をゼロにしたいと思うことがたまにあります。もちろんアル中ってわけじゃなくてですね。仕事を終えてジムで走ってきたらなんとなく習慣的にビールを開けたりワインとチーズをやったり、ウイスキーをワンフィンガー行ったり、って具合に晩酌してしまう。このごろはバニラアイスクリームにウイスキーをかけて食べるのも好きで、まあそれは広義の飲酒かもしれませんが、どんなかたちであれお酒が入ると他のことをやる気なくしちゃうのが残念です。

仕事の勉強はシラフでもイマイチやる気になりませんけど、安全登山技術やルート検討、あるいは音楽とくにクラシック探索、遠くないうちに訪れるであろう介護の勉強などなど、って考えるとひとり酒は卒業したい。できれば。

 

蛭ヶ岳登山

この間、関東の山々でまとまった雪が降ったので、丹沢山系最高峰の蛭ヶ岳を目指して、みやま山荘泊の一泊二日で行ってきました。銀世界の丹沢最高でした。いつもより写真多めです。

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登り始めると期待通りの雪付き。

行動予定は、大倉登山口から塔ノ岳、丹沢山でみやま山荘泊、2日目に蛭ヶ岳を目指し、復路は同じ道を通って大倉へ下山する計画。

 

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塔ノ岳手前の稜線で霧氷がわさわさと付いてました


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塔ノ岳山頂でゴーグルわんこがランチ中


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塔ノ岳山頂から、雪のだるまと富士山


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塔ノ岳から丹沢山を目指します

霧氷のつき方がさらに増す


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塔ノ岳から丹沢山へ至る稜線

私が1番好きな区間です


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霧氷の林


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丹沢山山頂から、枝垂れ霧氷と富士山


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みやま山荘。こじんまりした山荘ですが、中はとても綺麗です。


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武器みたいな造形の霧氷


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晩御飯は焼肉。丹沢の山小屋ではいちばんのご馳走を出してくれます。


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食後、サンセットを見に小屋の外へ。極寒。


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雪の稜線と、富士


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日の入り後、富士のシルエットが美しい


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翌朝、日が登り初めて、ピンクに染まる富士山


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昨日登った塔ノ岳と、その向こうには相模湾に浮かぶ大島。


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今日登る蛭ヶ岳もピンクに染まる。

朝の気温はマイナス15度。風がないのでそれほど寒くありません(対応できる装備・服装で来ているので)


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スカイツリーが見えるほどに今日は空気が澄んでいます


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サイコーな景色とともに歩きます


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真っ青な空とワッサワサに雪のついた森

 

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蛭ヶ岳山頂に着きました


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山頂から富士山


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山頂から、北岳をはじめとする南アルプス白峰三山


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八ヶ岳


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帰りは歩いてきた稜線を戻ります


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帰りたくねーって叫びながら歩く


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丹沢山へ至る稜線


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さいなら蛭ヶ岳ーっていう一枚

 

サム・ヘンショウ

NHKでお源さんの番組でサム・ヘンショウのbrokeが紹介されていて、おおなかなか良いなと思って以来サム・ヘンショウがヘビロテです。紹介するのはchurchという曲。初っ端のゴスペルとハンドクラップからたまらん。

 

 

 

 

 

身体性みたいなこと

今週のお題「大発見」

わたしの中の大発見は、季節の移り変わりについて、です。

「最近は季節が急に切り替わって、移り変わりに情緒がない」「季節感が感じられない」「それは気候変動のせいだ」

私もそうなのかもな、と思っていました。けれどもこのごろは、季節感を感じにくい生活をしているからなんだろうな、とも思います。私たちは寒い時は暖かい環境を作ろうとするし、暑い時は涼しくいたくなる。移動中も車や電車で快適な環境に調節できる。そういう過ごし方をしていれば、ある日おうちから出たときの気温のギャップを強く感じる寒波や熱波がくれば、「急に寒くなったな」「突然夏が来たな」と思うわけです。実際は毎日、気温の上下変化や揺らぎを繰り返しながら季節は移ろっているんですよね。

こういうことは身体性の欠如のひとつということになるのでしょうが、難しく考えるまでもなく意識して外に出れば本当は容易に補える気がします。

で、積極的にインドアだった私が登山をはじめとしたアウトドアが好きになってしまって、季節の移り変わりがある!と気づけたことが、半世紀生きてきた私にいまさら訪れたことがとんでもなく大発見でした。そのなかで特にまさか自分が?ということがあってそれは、お花が大好きになったことです。お花ほんとうに可愛い。

 

最初にそう感じたのは昨年の春に初めてホトケノザをマクロ撮影した時です。

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ホトケノザは特別な植物ではなく、どこにでも生えていて、なんなら近所の畑や石垣でも見れます。お花は1センチていどの大きさで、立って上から見るだけでは「なんか赤紫のちっさいのがたくさん咲いてるな」ていどの認識です。それをマクロ撮影してみると、超精密な造形をしていることがわかって、そこがなんとも健気に感じて、心底驚きました。

それからはお花の虜です。山では景色よりもお花撮影に時間をかけることのほうが多い気がします。登山中吹きすさぶ風でほろほろ茎が動くので、なかなかしっかり撮るのって難しいんですよね。

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コゴメグサ


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チングルマ


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オダマキ


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ハクサンイチゲ


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イワツメクサ 大好きなお花です。

 

これから平野では春を迎え、高山では7月にお花の真っ盛り。しばらく楽しめそうです。

 

蓼科山

いまはまだ山は凍てついてます。先日は百名山蓼科山を登りました。

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霧氷のダケカンバ林


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霧氷と青空


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岩の登山道を登りながら南に伸びる八ヶ岳の景色を臨む


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蓼科山の山頂は岩の平野です。


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山頂から、雲海の向こうに北アルプスを臨む


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山頂鳥居にエビの尻尾と呼ばれる霧氷がびっしり


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山頂から、八ヶ岳の主峰を臨む

 

drumnoの音楽

「身体性」で思い出したので、ドラム3人組のユニットdrumnoのNinjaという曲を紹介します。15年前か・・。このとき私会場にいたかも。いなかったかも?忘れました笑

ドラムだけの曲って一見偏屈でコワモテですが、しっかり曲にストーリーがあるので安心して体をリズムに委ねることができます。その意味で優しい音楽とも言えます。

いま思ったのですけど、YouTubeって15年前の映像がパッと出てきて優秀ですね。同じGoogle社のGoogle検索のほうは、そんな昔のデータはまったくヒットしなくて寂しいです。

 

ブログがチル

今週のお題「習慣にしたいこと・していること」

このブログがいちばん長く習慣化できてる気がします。何年やってるのかな・・途中、SNSにハマってほとんど更新しなかったり、引っ越したりしつつも、なんやかんや20年くらい続けているのでは・・そのほとんどが音楽に関する諸々です。この2年間は山比率高めですけど。書いてる本人さえまったく読み返したりしないので、これはいったい何のために続けているのかさっぱりわからなかったりします。少なくとも世の役にはたってないと思いますが、うんほんとに、なんのためなんでしょう笑

週末の朝に、休日を噛み締める・実感することができるルーティンではあるようで、書いてる時はとても落ち着いた気持ちになります。チルです。

 

黒斑山

3週間ほど前に浅間山の外輪山、黒斑(くろふ)山に行ってきました。浅間山は活火山で、現在警戒レベル2なので、半径2キロ以内に近づくことはできません。その浅間山の姿を歩きながら楽しめるのが黒斑山の登山ルートです。

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歩きながら見える、雪を冠した浅間山

 

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山頂からときおり噴煙が


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樹氷のなりかけ


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蛇骨岳というところまで歩くと、外輪山の尾根越しに浅間山を見ることができる


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登山道。左手の山が黒斑山です。

 

スティングのChildren's Crusade

映画ブルータートルの夢から。たぶんわたしのブログで最も多く紹介してる動画なんじゃないかと思います。注目すべきは、ブランフォード・マルサリスのテナーソロ。彼のソロの特徴はブレス、息継ぎのタイミングで、盛り上がるほどにブレスによる短い休符が頻出します。そうかと思うと急に長い間早いパッセージを吹き切る、そうするとめっちゃ熱いわけです。

 

時間をかけて

今週のお題「大移動」

大移動、どの程度を"大"移動というのか、物差しは個人次第なのかもしれません。わたし個人としては狭い範囲でちまちま生きている人間だとおもっていて、北海道や九州、四国に足を踏み入れたことがありません。憧れるなあ、どの地も。

でも旅行ではなくてビジネスになると話は少し変わってきて、たとえば海外ではなく日本国内であっても、定期航路のない場所に行くためにチャーター便を駆使して片道10日ほどかけて向かうこともあります。こういうのは大移動と言って差し支えない気がします。

そう考えるとわたしの中で"大"移動とは、距離の大小よりも時間の大小で判断できることのようです。

時間のかかる移動を大移動と呼べるなら、わたしの好物分野・登山も立派な大移動です。

 

登山・・・厳冬期天狗岳

先日、八ヶ岳のひとつ天狗岳に1泊2日小屋泊で行ってきました。雪が少ないと言われる今年の山ですが、東京でも積雪した2月の大寒波後だったので、厳冬期らしい山に登ることができました。

 

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天狗岳は双耳峰で、東天狗岳と西天狗岳ふたつのピークがあります。写真は登山中ガスガスだった空が一瞬だけ晴れて姿を現した東天狗岳。稜線には雪庇が育っています。


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稜線を歩きながら眼下に霧氷の森。

 

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最初のピーク東天狗岳山頂に着いた頃にホワイトアウトしてきたので、西天狗登頂は早々に諦めて下山。このとき気温はマイナス15度、風速は推定10メートル程度(立っていられないほどではないが強風) 。


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下山し初めて30分ほどでガスが晴れて東・西天狗岳が姿を現しました


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黒百合ヒュッテで名物のビーフシチューを食べて温まりました。

 

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白と青のコントラスト


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しっかり育っている霧氷


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凍結した白駒池。スノーシューイカーのシュプールがナスカの地上絵のようです。


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番外編、高見石小屋の揚げパンセット。声が出るほど美味かったです。

 

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アタック前日に泊まった高見石小屋はランプが灯されるのみ。薄暗く、ジャズバーのような雰囲気。

 

音楽・・・小澤征爾さん

たしか3週間ほど前でしたか、小澤征爾さんと村上春樹さんの対談本に触れたところでしたが、まさかその直後小澤さんの訃報を知ることになろうとは。

紹介する映像は指揮小澤征爾、演奏サイトウキネンオーケストラによるバッハのシャコンヌです。本来バイオリンの独奏曲で、激しい演奏が似合う、凛々しくて悲壮感あふれる曲調なのですが、このオーケストラアレンジは冒頭から、物悲しくはあれども、どこか温かく、静かな曲調。そして独奏曲であるのに元からオケの曲であるかのような一体感に心震えます。多様性の時代と言われつつも、こういった一体感に心動かされるのはどういうことなのだろうな、と考えずにはいられない、聴きながら多くの気づきをくれる曲です。

個人的にクラシックリスニングはもっぱらバイオリンソロや室内楽のみ聴いてきて、ようやく時間をかけてこれからの音楽の旅は交響曲になりそうなところで、そのための入門編として、先述の対談本を読み始めたタイミングでした。小澤征爾さんの訃報はとても悲しいです。ご冥福をお祈りします。