今週のお題「大発見」
わたしの中の大発見は、季節の移り変わりについて、です。
「最近は季節が急に切り替わって、移り変わりに情緒がない」「季節感が感じられない」「それは気候変動のせいだ」
私もそうなのかもな、と思っていました。けれどもこのごろは、季節感を感じにくい生活をしているからなんだろうな、とも思います。私たちは寒い時は暖かい環境を作ろうとするし、暑い時は涼しくいたくなる。移動中も車や電車で快適な環境に調節できる。そういう過ごし方をしていれば、ある日おうちから出たときの気温のギャップを強く感じる寒波や熱波がくれば、「急に寒くなったな」「突然夏が来たな」と思うわけです。実際は毎日、気温の上下変化や揺らぎを繰り返しながら季節は移ろっているんですよね。
こういうことは身体性の欠如のひとつということになるのでしょうが、難しく考えるまでもなく意識して外に出れば本当は容易に補える気がします。
で、積極的にインドアだった私が登山をはじめとしたアウトドアが好きになってしまって、季節の移り変わりがある!と気づけたことが、半世紀生きてきた私にいまさら訪れたことがとんでもなく大発見でした。そのなかで特にまさか自分が?ということがあってそれは、お花が大好きになったことです。お花ほんとうに可愛い。
最初にそう感じたのは昨年の春に初めてホトケノザをマクロ撮影した時です。
ホトケノザは特別な植物ではなく、どこにでも生えていて、なんなら近所の畑や石垣でも見れます。お花は1センチていどの大きさで、立って上から見るだけでは「なんか赤紫のちっさいのがたくさん咲いてるな」ていどの認識です。それをマクロ撮影してみると、超精密な造形をしていることがわかって、そこがなんとも健気に感じて、心底驚きました。
それからはお花の虜です。山では景色よりもお花撮影に時間をかけることのほうが多い気がします。登山中吹きすさぶ風でほろほろ茎が動くので、なかなかしっかり撮るのって難しいんですよね。
コゴメグサ
イワツメクサ 大好きなお花です。
これから平野では春を迎え、高山では7月にお花の真っ盛り。しばらく楽しめそうです。
蓼科山
いまはまだ山は凍てついてます。先日は百名山の蓼科山を登りました。
霧氷のダケカンバ林
霧氷と青空
岩の登山道を登りながら南に伸びる八ヶ岳の景色を臨む
蓼科山の山頂は岩の平野です。
山頂から、雲海の向こうに北アルプスを臨む
山頂鳥居にエビの尻尾と呼ばれる霧氷がびっしり
山頂から、八ヶ岳の主峰を臨む
drumnoの音楽
「身体性」で思い出したので、ドラム3人組のユニットdrumnoのNinjaという曲を紹介します。15年前か・・。このとき私会場にいたかも。いなかったかも?忘れました笑
ドラムだけの曲って一見偏屈でコワモテですが、しっかり曲にストーリーがあるので安心して体をリズムに委ねることができます。その意味で優しい音楽とも言えます。
いま思ったのですけど、YouTubeって15年前の映像がパッと出てきて優秀ですね。同じGoogle社のGoogle検索のほうは、そんな昔のデータはまったくヒットしなくて寂しいです。