今週のお題「最近おもしろかった本」
読む本も、趣味と完全に連動しています。
最近読んだ本は山と渓谷社の分県登山ガイドシリーズ"長野県の山"です。
長野県には北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳などなどありとあらゆる連峰、山系が揃っています。日本百名山など著名な山でほとんど一冊埋まってしまうので、地元に密着したご近所の裏山などはさすがにカバーしきれない感じです。
わたしは会社には常々、松本営業所の発足を訴えてますが、なかなか採用されません。ああ、松本に住みたい。週末の仕事の後にちょっと北アルプスへテン泊(テント泊)してきまーす、ってそのまま車で登山口まで行きたい。
一方、個人的になかなか好きなのは同シリーズ"埼玉県の山"です。
こちら"埼玉県の山"は、超メジャー級ばかりの長野県の山とは対照的に、日本百名山が両神山ただひとつで、ほかは1000メートルにも満たないような低山がずらーっと紹介されています。そのなかでわたしが好きな山は、前回のブログで少し紹介した標高305メートルの日和田山。スニーカーでも登れる女坂コースと、そこそこ岩登りを楽しめる男坂コース、鎌北湖から横瀬駅へ周遊するロングコース、ロッククライミングを楽しめる岩壁など、山好きがいろんなコースを楽しめる懐の深い名低山です。
それに、低い山だからといって難易度が低いかというと、じつはそんなことはなくて、私の短い経験と照らし合わせても、低山の難易度の高い山が少なくありません。登山道の存在しないいわゆるバリエーションルートの山や、急峻な岩場だらけの山など集中力の必要な山が少なくない印象で、登山道の整備された著名な高山とはまったく違う登山環境なのです。
夏の低山は暑さと雑草と虫との戦いでとても登れる状態ではないのですが、涼しくなったいまごろからシーズンを迎えます。この冬にかけてバリバリ低山を満喫したいです。
写真は太平洋側が台風来襲していたころの、蓼科山の風景です。山頂は平な地形で、ゴロゴロの岩が敷き詰められた特殊な地形・環境でした。