残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

本というか図書館

今週のお題「住みたい場所」

住めば都っていうのはなかなかマトを得ていて、つまりは住めば都なんですね、たいてい。辺ぴな場所でも少し慣れるとその範囲で楽しめるようになるという。わたしは引っ越しを相当繰り返してきましたが、引っ越してまず最初の週末にやることは、地域の図書館を探しだして、そこの会員カードを作ることです。本が大好きってほどの読書家ではないので、「なんで図書館?」って聞かれると明確に答えられないんですけど、図書館が生活に組み込まれると、なんとなくその地域での生活に馴染めてしまう。だから最低条件は図書館があることです。今時、本や雑誌、音楽、映画なんて、ネットで買えてしまいますし、わたしも多くはネット調達ですけど、図書館の体験というか雰囲気というか、ああいうのにかなうものはいまだにないんじゃないかなあという感想です。けれど図書館の中にも、事務的に予算で買ったものを管理することを主体とするところもありますし、少しでも多くの人に文字に触れてもらおうと、ものすごく対象者の間口を広げてよく考えられているところもありますし、それは街の財政良し悪しに関係がないことは、引っ越しを繰り返して会員カード収集が趣味じゃないかと言われるくらいみてきたわたしがよく感じるところです。

ただ最近は運営の工夫だけじゃなくて、ハコ(建物のデザイン)からコンセプトを明確にしている図書館が増えてきて、その動きも面白いですね。武蔵野市の武蔵野プレイスとか所沢の角川武蔵野ミュージアムとか、穴場的には太田市立中央図書館もすごく良いです。

住むところじゃなくて図書館の話になってしまいましたが、生きていく上で、住みたい場所っていうのは、その時自分が何を優先・重視するかってことなんだろうねえって感じです。

 

映像はミルトジャクソンのラウンド・ミッドナイトです。ビブラフォンの響きがたまらない。これはミルトジャクソンだからなのでしょうか、ビブラフォンの持つ魅力なのかな、いずれにせよ絶品な演奏です。