残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

共感が大事

テレビドラマについて、今回は同期のサクラとグランメゾン東京を見ています。先日うっかり同期のサクラを褒めましたが、その後の目を覆いたくなるようなつらすぎる展開に、このごろは積極的に見ることができなくなってしまいました。まさかとは思うけれど、元ネタのI have a dreamと演説していた某黒人牧師のような最後になぞらえたラストになったらやだな、と思っています。一方、グランメゾン東京は回を重ねるごとに確実に面白くなっていて、話は少しピリ辛なのに、観ていて楽しくて仕方ない。どう面白いかというと、食中毒事故という過去の大きな失敗が物語の根底として存在するなかで、毎回小さな挫折と成功を繰り返し、確実に大きな成功への道が開けつつある雰囲気が垣間見えるも、どうにも逃れようのなさそうな挫折が口を開けて待っているようにも見え、2つの相反するストーリーの振れ幅がどんどん大きくなっていて、あと戻りできそうにない緊張感が猛烈に面白い。今回も、衛生上の問題が発生した時の健全な対処や、仲間の引き込みかたにはグッときましたし、敵と味方がコロコロ変わることで情勢がひっくり返る混沌な状況にわくわくしました。わたしの解釈としてはこの物語のテーマは、失敗への向き合いかた、だとおもうのですが、歳とったなりに数多くの失敗を繰り返してきたわたしのような者には、ヒリヒリ身につまされることが多すぎて、ついつい共感しながら観てしまいます。

 

主題歌が山下達郎ってのも、凄く良いです。

 

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