残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

漫画「亜人」完結

漫画「亜人」最終巻の第17巻が先日発売されて、今日買って読みました。

 

亜人(17) (アフタヌーンコミックス)

亜人(17) (アフタヌーンコミックス)

 

 

確か第2巻が発売された頃に初めて購入して、以来年間2巻ずつのリリースだったと思います。この漫画は最初の5話くらいまで原作者と作画者が別々であったことを作者のあと書きで思い出しました。その後は作画の人がストーリーも兼務したんです。当初、人と人の触れ合いみたいなヒューマニズム要素が散りばめられていたところに、ある時を境に突然物語が突進し始めて、多分その頃原作者が離脱したのかなあと思うんですけど、その突然変異したドライさがまた面白かった。ひたすら亜人としての特性を利用したバトルが展開され、屋外や屋内などの環境によって戦い方が変わり、わたしは格闘技や戦闘について全く知識がないんですけど、発想がすげえなと感心しまくった。

最終巻である今作。良かったのは、登場人物の性格・人格を反映した終わりかたになっていることと、エピローグがすごく丁寧で、しっかり物語を綴じ込んでいることで、あれだけ目まぐるしくバトルを繰り返していたのに、読み終わってからこれほど心に余韻を残してくれる漫画なんてそうそうない。

好きだった漫画が終わって感無量と共に、少し寂しくなります。