残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

進撃の巨人終わった

マンガ進撃の巨人の最終巻34巻が発売されました。巨人から身を守るために、壁に囲われた街に住む人々の話。「壁」の象徴性に魅了されて、ずっと物語を追い続けて来たので、10年越しでの完結に感無量です。

ところで創作物語って、最後に何らかの形で世界観を一旦閉じなければならない。でも普通の人の人生は、伏線を回収しきって終わることはまずありえないでしょう。きっとほとんどの人は人生の最後に、ああすればよかった、こうすればよかった、と思うことすら多分なくて、何もわからずに命尽きることの方がきっと多いです。そのように、物語の終わり方は一般的な人生の終わり方と全然違うのに、それゆえに共感の余地なんかたいして無いはずなのに、しかし物語の終わりには何故か何らかの感動や余韻をわたしに残して、ジーンと来たりする。不思議です。

 

TOTOのCan You Hear What I'm sayingとOut Of Loveを紹介します。途中加入したボーカルのミシェル・バイロンはこの2曲ともう1曲に参加してバンドからすぐ抜けてしまっていて、日本のWikipediaの方では旧メンバー欄にクレジットされていない、どちらかというと「いなかったことになっている」ボーカリストです。しかしわたしはTOTOの中ではミシェルバイロン加入中の3曲が1番好きだったりします。ブルースやソウルなどのブラックミュージック要素が普段のTOTOよりも濃いめに出ているところが気に入っています。