残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

怪我の功名

今週のお題「お気に入りのTシャツ」

ここ数年の傾向とは真逆で、今年はストーカーみたいな執拗さで雨が降り続けました。個人的には比較的涼しい梅雨時期は嫌いではないのですけど、これだけ降られてしまうと流石にうんざりな気分で(ただし雨音は好きなのでその点は良かった)、先日ようやく梅雨が明けたのが嬉しくて、昨日なんてことない青空を意味なくバチバチと撮っていました。

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梅雨が明けて暑くなればTシャツかな、っていう発想のお題だと思いますが、Tシャツって歳をとるとあまり着なくなるんですよ。体型が出やすいし、首元がはっきり見えるので。ですから最近は比較的ゆるいサイズ感の無地Tを白・黒1着ずつ使っている程度でしょうか。それと、いま機能性シャツがすごく流行っているので、試しに春先に部屋着Tや下着などを吸湿速乾性もので揃えてみたのですが、どうやら私は一部化学繊維にアレルギーがあるようで、せっかく揃えたばかりの吸湿速乾性生地のパジャマやパンツを全て処分してしまいました。この4月・5月ごろ、週の半分以上は蕁麻疹が出るようになったので、最初原因が分からなくてめちゃくちゃ焦った。STAY HOMEの時間を使って、洗濯洗剤や服、食べ物の組み合わせなどをいろいろ試して記録した結果わかったことで、感染症渦における数少ない怪我の功名の一つです。

それであの、ステイホームを起点として、最近みんな自分の時間が増えたので、誰しもついつい自己の内面を見つめ直しがちだと思うんですけど、人の内面ていうのは宇宙の外までも想像してしまうほどに広いので本当にキリがなくて、何らかのフィジカルなアクションをともなう形で進めないと、いけないなあと思うことが少なくありません。せいぜい内面的探究は、蚊に刺されながら庭の草を刈ってる時間程度に抑えておいた方が良いな、と思います。ただし、ビリーアイリッシュの新曲「my future」は、いまわたしが言ったのとは反対に、ロックダウン下で1人の時間を持てたことでできた曲、とのことです。彼女の場合はそれ以前に人との関わりが多すぎたので、1人になれたことで新たな感情が生まれたことが良い方向に行ったようです(インタビュー記事を読むと人に頼れないことがとても辛かったとも言っています)。以前は最新のバキバキなデジタルミュージックを使いこなしていた印象ですが、過激性を排除して、とてもアナログで柔らかく、ちょっと物足りなく感じる程度にコンパクトで、聴き易い。とても良い曲だと思います。

 


Billie Eilish - my future