残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

そっち

無事ボーナスが出ました。ああよかった。

いつだったかな、世の中が不景気になったころ、会社で働く人が減って、ボーナスが絞られて、それはそれは苦々しいときがありました。いつまでもあると思うな親とボーナス。間違いありません。それでも今年はボーナスが出た。ああ、よかった。

ボーナスの時期になると我が家の毎年恒例行事、わたしと相方による、ボーナス使い道攻防がはじまります。どちらがボーナス支給前にしかけるか、あるいは支給されてから仕掛けるか。先に仕掛けたがゆえに墓穴を掘るのか、先行して逃げ切るか。攻防は何十年も繰り返してきてエピソードにはことかかないので、仲間と飲んだ時の良いネタになるものですが、あまり開陳すると情報漏洩が怖いので多くは語れません。でもいちばんやられたと思ったのは、単身赴任中にワンコ2匹目を事後報告されたときですね。ずるいぞとおもった。一度迎えた命を返品するわけにいかないし、払うしか無い状況に追い込まれたわけです。以降我が家では、事後報告可能な金額の上限を設けました。仕組みの網の目をくぐるハックがあって、そのあと公平性確保のために規制される。法律や規則が作り上げられていく過程ってこう言うことなんだな。とかおもいました。

一個前のブログで、冬山登山をやりたいけど危険を伴うので反対される、と書きました。これは友人や同僚から反対されてきたお話で、じつは相方にはまだ相談していなかった。それで、もし相方に相談して、やめて欲しい、と言われたら素直に諦めよう、と考えてボーナス前に聞いてみました。登山がとても楽しい、アイゼンやピッケルなどを駆使する冬山をやりたいと。

相方はすこし間をおいて、うーん、と逡巡を見せてわたしに言いました。

「だって、お金かかるでしょ?」

「・・あ、そっち?」

「そっちって何?」

「いやほら、滑落とかあるかもしれないじゃない、そういう心配をかけてはいけないかなと思ってさ」

「でもやめてって言っても止まらないでしょう、登山好きなひとは」

「まあ、そうかもしれないけど、よくご存知で・・」

「お父さんがやってたもん、それを見てきたから。うちの実家にピッケル置いてあったの気づかなかった?」

 

昨年亡くなったお義父さんは若い頃、相当登山が好きだったらしく、そのために家計を少なからず圧迫していたそうです。お義父さんからヘラブナ釣りのことはよく聞かされていましたが、山のことは知らなかった。たしかに、わたしも登山って身ひとつで出来ると思って軽い気持ちで始めたけど、深い山域になると、装備はもちろん、旅費や宿泊費、イニシャルコスト・ランニングコストともにすごくお金を使う趣味です。ゴルフなんか目では無いかもしれない。

 

しかしこれで、根本的なところでは反対されていないのが確認できました。たぶん。

そう解釈したのでさっそく昨日、正々堂々と、冬靴、アイゼン、ピッケルを揃えたところです。この冬が楽しみになってまいりました。もちろん、講習を受けたりして安全知識を取り入れつつ、少しずつ歩いていきます。

 

登山

ひと月前、神奈川県にある丹沢山の主稜線縦走をしてきました。西丹沢ビジターセンターから檜洞丸、蛭ヶ岳へ至り、蛭ヶ岳山荘に泊まって、翌日塔ノ岳を経て大倉に下山。

 

まだ麓はお花が咲いていて

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少し標高を上げると紅葉が美しく
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日当たりの良いところにリンドウが咲き乱れていました
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檜洞丸山頂から丹沢山方面の稜線が見えます
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蛭ヶ岳山頂から翌日歩く稜線
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稜線を引いて撮影。じつは翌日ガスってしまって、楽しみにしていたこの稜線からの開放的な景色は見れませんでした。次回のお楽しみです。
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蛭ヶ岳山頂から、夕方の富士山のシルエット

ちょうど富士山山頂付近に陽が沈む日程でしたが、あいにくの曇り。でも後ろ陽が神々しい雰囲気を出していました。
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陽が沈んで暗く浮かび上がる水墨画のような山々のシルエット。わたしが大好きな景色です。

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2日目の朝、小屋から出るとガスガスでした。

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ときおり雲が切れて、開放感を得られる稜線歩き
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どこの蜜をいただこうかなーと付かず離れずの蜂と、来るか?って構えるアザミの花
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音楽

柴田淳さんによる70年代歌謡曲カバーにハマってます。

たとえばハイファイセットの75年の曲、スカイレストラン、カバーバージョン。淡々と歌ってるのに抜群の雰囲気。天才だと思いました。

 

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参考に、ハイファイセットオリジナルバージョンです。子供の頃、カーステレオで父親がめちゃくちゃ聞いてました。