残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

配線にゾクゾクした

わたしはお金の管理に関しては相方にお任せしているので、小遣い制で生きています。ですのでボーナス時期などに欲しいものあれば管理者(相方)の承認を得て購入に至るのですが、その承認のためには、仕事でリスキーな設備投資稟議を通すときの根回しよりもはるかに難しい事前準備が必要で、わたしの調整能力は家庭で育てられたと言っても過言ではありませんが、そのノウハウについては企業秘密です。で、今回生まれて初めて機械式腕時計を買うことができました。機械式腕時計は一般的には高額ですが、わたしが手に入れたのはオーバーホールするならさっさと買い換えたほうが安いレベルのものです。そんなものでもわたしにとっては嬉しいものなので、秒針の細かな刻みを見てほくそ笑み、時計に耳を傾けてはチチチチ鳴る音を楽しんでいます。完全に自己満足です。いまでこそ時計にはそういう嗜好を持っていますが、昔は長いことホームセンターで千円で買ったカシオの腕時計を付けていた時期もあり、その頃のわたしの腕を見ていた職場のロレックス氏は「そういう時計がこだわりだと思ってた」とのこと。「もちろん、そういうところもあるんだけどさ」と言っておきました。

下の映像はビル・エヴァンス・トリオのワルツ・フォー・デビイを、ビンテージスピーカーで鳴らしたものです。これはね、びっくりします。音がむちゃくちゃ良いんです。YouTubeで聴く音楽に音質なんて求めても仕方ないでしょ、と思っていたのですが、どうしても絶対的に良い音なので、なぜだろうと不思議に思うのですが、よくわかりません。ベースのアタック音がよく聞こえるから倍音の響かせ方や分離のさせ方とか工夫されてるのかな。画面真ん中の、SFアニメに出てきそうなゴツい機械や配線にゾクゾクします。

 

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