残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

案じてくれるはず

寒くなってきました。わたしの季節です。ウインタースポーツのことではありません。スキーはやったことがありませんし。どちらかというとスケート派です。しかし、どちらかというと、と言うのは、スキーとスケートで比較できるときですから、スキーができないわたしがこの表現を使うのは正しくありません。スケートしかできません、でした。しかしわたしの言いたいわたしの季節とは、そういうことではなく、今日やっと、ジャケットを着たまま電車に乗り込めたことについてです。昨日までは乗り込む前にジャケットを脱いでそれでも額に汗がにじむ状況でした。今日はジャケットを着て乗り込んでも暑さを感じません。やっと暑さを感じない季節がやってきました。いいぞ。

そうすると毎日、何を着ようかなあと楽しくなります。そんなにたくさん持ってないですし傍目には違いは分からないほど似たような雰囲気のものしか持っていないのですが、ジャケパンの組み合わせを考えるのはとても楽しい。

そしてこの冬、とくに揃えたいと思っているアイテムはメガネで、なかでもメタルフレームのビジネススタイルなものが欲しいと考えています。いま使っている黒縁を買うとき店員さんに、「頭が良さそうに見えるメガネが欲しい」ともっとも頭の悪いリクエストをして買ったように、やはり頭の良さそうなメタルフレームが欲しいのです。メタルフレームのメガネをかけて机で腕組みし、低い声で、ううむ、と呟いてみたい。そうすると部下たちは、お腹痛いんですか、帰ったらどうですか、と案じてくれることでしょう。

 

The Bed Room Tapeのかいせんとう feat.児玉奈央です。バンド名がすでにおじさんの心をグッと掴む。そして昭和中期公営住宅の風景。完全に狙っているように感じますが、そういったあざとさに異論を唱える隙を与えない素晴らしい音楽です。優しくて分かりやすいメロディの裏で蠢く複雑でオーガニックなリズム。好きなアーティストが増えました。

 

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