残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

納豆定義はまたあとで

今週のお題「納豆」

先月、わたしの数少ないお気に入りの食堂がひとつ、閉じてしまいました。友人からおすすめのお店を聞かれて紹介しようとその場で検索したら潰れていた。わたしはその前の週末にそこで夕食を取ったばかりで、店を閉じる雰囲気など微塵もなかったのでとても驚きました。そのお店は隣駅にあった昔ながらの洋食屋さんで、どのあたりが昔ながらかというと、スープが味噌汁なのでした。や、スープが味噌汁であることは少し余談であって、本題は肉料理とワインがとても美味しくて、きついテント泊登山から帰ってきたら、50リットルザックを背負ったままお店へ直行し、ハンバーグセットとロゼを頼むのが常であった。ということを言いたかったのですが、なぜか味噌汁のことが先に頭に浮かんでしまいました。ハンバーグとロゼを頼んでも味噌汁が出てくるのだから大したものです。そのミスマッチさにある意味店主の粋を感じていましたし、違和感は感じつつも味噌汁は美味しかったのでしっかりいただいていました。

それで今日のテーマ納豆ですが、味噌汁は納豆と不可分というか、食い合わせはバッチリなコンビだとおもうんです。でも洋食屋さんで前菜に納豆が出てきたらイケるかと想像したら、無理ですよね。納豆が和食とはいえ日本の西方面では脅威の食材ともされてるようですし、なるほど、わたしがクサヤを無理だと感じるのと同程度に無理なのかなと想像してみれば、納豆ムリなひとがいてもそれは想定の範囲内です。

振り返ってわたし自身は納豆大好きです。ただ食後に口に残る納豆風味を考えると、平日朝はちょっと控えることが少なく無いです。どちらかというと休日や、晩ご飯で食べることが多いかもしれない。

ところで納豆も、技術革新というか新しい視点はないものかと考えた時に、粘り気の無い納豆が出てこないかなと思うことはあります。もっと具体的にいうと糸を引かないやつですね。蜘蛛の糸のように空中を浮遊しようとすらするときがあって、シチュエーションによっては勘弁してほしいなとおもうことがあります。いま、糸を引かない納豆はもはや納豆では無いのではないかって自分自身に疑問が湧いてきましたが、納豆せんべいや、うまい棒にも納豆味があるので、必ずしも糸は引かなくても納豆であることはできそうです。うーん、だんだん"納豆とは何か"という納豆定義論になってきた様相ですので、ちょっとめんどくさくなりました。この辺でおしまいです。

あの味噌汁付きハンバーグセットが食せなくなって、わたしは本当に寂しいです。

 

山はすでに紅葉の季節ですが、写真はこの夏休みに涸沢カールから奥穂高岳に2泊3日で登ったときの写真です。

 

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屏風岩


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涸沢カールから、吊り尾根の景色


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涸沢カール、夜のテント場


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涸沢カール、日の出前のテント場


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朝日を浴びる奥穂高方面


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涸沢岳


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チングルマの綿毛


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涸沢岳と青空


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奥穂高岳の取り付き(右下に人の後ろ姿が見えるところから登ります)


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奥穂高岳山頂から、槍ヶ岳、大キレット方面


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ジャンダルムと呼ばれる岩場。一般登山ルートではありませんが、人気があって多くの人が西穂高から縦走してきます。頂上に人が見えますね。ジャンダルム周辺では毎年事故が絶えず、わたしは怖くて行けません。


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上高地で可憐に咲くお花たち