残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

ホキ美術館(2回目、8年ぶり)

写実絵画の専門美術館、ホキ美術館に行ってきました。2回目。相当久しぶりかな、って調べたら2013年以来でした。

そういえば当時買ったばかりのiPhone5で初めて撮影したのが、ホキ美術館の建築造形でした。2013年のデータ残ってた。

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おもっきし逆光です。

 

そしてiPhone5とそっくりなデザインiPhone12miniでいまこうして写真を撮る。

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2013年よりも綺麗に撮れた。これはわたしの腕というよりも、明らかにカメラの性能向上です。

 

最後の写真の最上階の、ニョキっと出てる黒い四角い建築物は鉄板製の構造体です。これだけ突き出て浮いていると、部屋が揺れるんじゃないかと不安になりますが、揺れてる感覚はなかったので、揺れない構造らしい。

その左下白い四角いのはコンクリート造で、この断面で奥の方向に向けて細長いギャラリーになっていて、地下2階までの、全部で9つの部屋に区画されています。

 

わたしは2013年から生島浩さん「5:55」が大好きで、再会を果たせてとっても満足。

そしてさらに今回は、五味文彦さんの静物画たちが今のわたしにものすごくグッときた。地下の暗いギャラリーを歩いていると、遠くからでもわかる独特の光温度、明るさをもつ作品が見えてきて、あっ五味さんの作品かな、と思って近づくとだいたいその通りだったりする。例えるなら、昼でも真っ暗な樹海の中を方角がわからないまま何時間も歩いていた時、一瞬木漏れ日が樹木の根元を差した時の安堵感、みたいなものがありました。例え、わかりにくいですか。でもその光は温かみだけじゃなく幾分冷ややかさを含んでいます。そういう安心感と緊張感が混じっている光の感触は五味さんならではのもので、光のあてかたでその人のものとわかるっていうのがものすごいと思う。写実絵画の真骨頂です。

画像は直接貼れないので写実絵画.comの生島さんと五味さんの直リンクを貼っておきます。

生島 浩 – 写実絵画 画家リスト
五味 文彦 – 写実絵画 画家リスト