残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

コンサート

先日訪れた城跡のため池です。ちょうど陽が沈むところ。

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洋館を主体にしたいなって考えて切り取ったら画質が落ちてしまいました。心意気だけ買ってください。

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人が近づいても動じないアオサギ

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すっごく久しぶりにコンサートに行きました。ほぼ2年ぶり。行ったのは自治体主催の無料コンサートです。ジャンルはクラシックで、最大4人編成の室内楽でした。久々の生演奏を聞くなら、音響の微細まで楽しめるクラシックが良いなって思っていたので、とてもよかった。特にマリンバが良かった。打楽器なのに繊細な表現をじっくり聴く事ができました。今回の会場は感染対策のために大ホールでしたが、小ホールでこじんまりとやってくれたなら尚良かった。小ホールで聞く4人編成くらいの室内楽は音がものすごく良いんです。曲が終わりそうになって、楽器の倍音が消えてなくなるまで、余韻をじっくり楽しめるからです。近所のいろいろな自治体のホームページを見ると、宣言解除とともに主催コンサートを再開しつつあるようで、週末の楽しみが戻ってきたな、という印象でワクワクしています。

 

紹介する映像は、昨年開催された加賀町ホールでのベートーベン弦楽四重奏です。こんな研ぎ澄まされた素敵な演奏を、観客わずか20人の聴衆で聴くことの贅沢さ。

こういう規模が小さい催しは、直接的には経済効果が小さくて、今後短期的効果が求められるであろう経済対策・助成の対象から溢れてしまいがちかもしれません。しかしながら芳醇という言葉がこれほど当てはまる音楽はそうそうないと思いますし、草の根における音楽的豊かさが中期的に大きな効果を生んでいくことは間違いないと思います。こういった催しにも積極的に持続的に助成の手が差し伸べられていくと良いなあと思います。