今週のお題「手土産」
先週のお題ですが途中まで書いていたのでせっかくだから書きます。
コロナで人と会わなくなって、会わないから手土産をしなくなって、しかしコロナじゃなくなってから手土産に鈍感になっていたことに気づきました。そうだ、手土産ね。ありがとう、はてな。
少し前までは手土産の購入を楽しんでいたのでその記憶の範囲で見ていこうとおもいます。
お気に入りのカフェのブルーベリージャムやシヴィラのハンカチあたりはかつてわたしの鉄板。あと、お酒が意外と難しくて、このごろはどんなものもたいてい関東で手に入ってしまうのでありがたみが薄く、買わなくなりました。あと虎ノ門の某おかきやさん、味はすごく良いのだけどおそらく経営層がなかなか特殊な思想を持っていたので、思想的張り紙だらけの内装がすごくて入るのに勇気が必要、というレアなお店です。さっき久しぶりに調べたら、お店を閉じていました。あそこまで強烈な思想アピール内装だと厳しいよなあ・・
そして是非試してみていただきたいのは、京都のマーブルデニッシュをあつかうグランマーブルさんです。よく自分のために買ったり、ひとに差し上げたりしてました。
デニッシュをカットして現れる模様の美しさと、しっとりした食感、ふくよかな甘さ、たまりません。高級パンやさんが何年か前に流行りましたが(一度も買ったことないけど)、それと一緒にしてはいけない、素敵なデニッシュです。
飯豊山
もう2ヶ月も前のことですが、秋の飯豊山に2泊3日のテント泊で行ってきました。山形と福島の境にある山です。端的に言って最高だった。この間の北アルプスが2泊3日だったのは、工程上必要な日数が3日だから。飯豊山は通常2日で済む工程のところ、あえて1日多く滞在しました。
長く険しい岩場、繰り返すアップダウンの先で見たのは、燃えるような夕焼けと朝焼けの山々、満天の星空、生まれて初めて目にした彗星、紅葉の稜線。山の醍醐味を充分に味わって、しばらくの間燃え尽き症候群に陥りました。

登山口の駐車場から空を見上げたらすでに山頂から見たかのような満天の星。上部ちょい右のボンヤリ大きな星はアンドロメダ星雲です。最初から素晴らしい景色。ここが秘境だと思い知らされました

前日の雨で滑りやすくなった岩場を延々と上りました。紅葉に包まれた登山道が辛さを忘れさせてくれます

大好きなお花、アカモノ

突然草原が現れて、避難小屋が見えてきました。避難小屋脇に幕営します

テント場から、明日歩く山と紅葉

夕焼けと流れ込む雲

夜は月明かりでとても明るい。流れ星が映り込んでいました

夜中、月が隠れて天の川が見えた
朝、ご来光待ちの人たち

大日岳に朝日が当たり始めた

草履塚は燃えていた

2日目朝、飯豊山山頂を目指します。左側が山頂

草紅葉のパッチワークが素晴らしかった

山頂に上がると猛烈な風と雲が押し寄せた。防寒着を着て晴れるのをじっと待つ

爆風の山頂で待つことおおよそ1時間。待った甲斐あって素晴らしい景色が現れました
飯豊山山頂から、大日岳方面へ続く稜線です

稜線伝いに大日岳直下まで歩いてきました

振り返って飯豊山方面の稜線

稜線の紅葉が素敵でした

笹原の緑と紅葉のコントラスト

キンポウゲ

白樺と笹原と紅葉、黄葉に太陽のスポットライト

2日目の陽が沈む

西の空にアトラス彗星!モタモタしていたらすぐ雲の中に消えました・・

2日目の夜中、天の川再び。流れ星が2つ

3日目の朝。北の空がピンク色に染まる。鳥海山のシルエットが美しい

大日岳のモルゲンロート

今日も激しく燃える草履塚
さて、帰り支度

帰りも厳しい岩道を降ります

険しい箇所を降りきってほっと一息して振り返った
大満足、大人の青春を謳歌した3日間でした