残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

サツマイモとマムシ

今週のお題「いも」

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週末天気良いのは久しぶりな気がします。牡丹のつぼみが、ほらっ咲くぞほらっ!と言っていた。

さて、いも。小学生の時、授業の一環で、学校の近くの畑を借りてサツマイモの栽培をしました。収穫したさつまいもは、給食室のおばさんに渡して、大学芋にしてもらって食べました。あと、持ち帰って焼き芋にもしたかもしれない。昔のことすぎで詳細が思い出せませんが、多分そんなところです。

そういえばあの畑はまだ残っているのかな、どこにあったかな、とグーグルマップの航空写真を駆使して探してみました。記憶してるのは畑の近くにあった坂道で、なぜ坂道を覚えてるかというと、植え付けした帰りにその坂道でわたしを威嚇するマムシがいたからです。ヘビに威嚇されたことは後にも先にもその時だけで、強烈なインパクトが私の記憶に残っている。お陰で何年かに一度その時の光景が夢に出てくるので、だからサツマイモの畑を見ると威嚇するマムシを思い出します。思い出されるマムシの姿は恐怖そのものですが、たぶん、何度も見ている夢の中でビジュアルがかなり改変なされていて、実際そこまで怖くなかったかもしれません。ただ、いまとなっては夢で更新されどんどん怖くなっていくマムシの姿がわたしのリアルになっています。

先日少し触れたキースジャレットの名盤ケルンコンサートは、その導入部が大変幻想的で冒頭10秒だけで相当のインパクトを残すのですが、アルゲリッチの1965年に演奏されたショパンピアノソナタ3番導入部も、ケルンコンサート以上に素晴らしい始まり方をします。儚く、しかし力強い始まり方です。