残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

重厚長大か機能性か、みたいな話

今週のお題「買ってよかった2022」

わたしは、バブル後の、就職氷河期が始まった頃の世代です。そして、わたしの世代を境に、所有物に対する考えがいくぶんが違うように思う。たとえば、わたしより上の世代は、重厚長大・ブランド志向が強い。一方下の世代は、合理性というか機能性が大切で、その結果として機能美を持つブランドに人気が集中している、そんなふうに見えます。ひとくくりに分類できることでも無いのでしょうが、なんとなくそう感じます。

そしてわたしの世代はどちらもなんとなく理解できてしまう、宙ぶらりんな世代でもある。歳を重ねてきたら、人から見られた時のことを考えて、まあまあの皮質の長財布を使うほうが良い気がする。財布の中身についても、何かあったら困るのでどうしてもいくらかまとまった現金を持っていないと気持ちが悪い。

でも、他人の財布のことなど大抵の人は気にしないし、どんな緊急事態でも、ATMに行って帰ってくる時間よりも早く現金が必要になる機会は多分一生ない。現金を詰め込んだ長財布をバックに忍ばせながら、そんなことをうっすら考えています。

 

そんなおり、今年買ってみて、使うほどにカルチャーショックを受けているのが、モンベルのお財布です。トレールワレットという。

横10センチ、縦7センチの三つ折り財布で、日帰りも小屋泊も、登山時の財布はいつもコレです。感心するのは見た目のコンパクトさからはまったく想像できない収納力の高さです。山には当然ATMは無く、山小屋のキャッシュレス化はまだそれほど進んでおらず、かつトイレは一回100円など小銭を使う機会も頻繁で、でも両替装置はないので、お札も小銭もそこそこ持つ必要があるのですが、お札10枚以上、片側のみマチ付きの小銭入れには硬貨20枚以上、カード類は保険証やSuicaなど6枚くらい入れてますが、それでもパンパンになるイメージではない。交通機関移動中はジップ付きパンツのポケットに、山行を始めたらザックの内ポケットに入れてますが、ストレスなく使用できてます。

そうすると疑問に思わざるを得ないのが、普段使いの皮の長財布です。そんなにカード持ち歩くか?なんなら何年か前のお守り入ったままだな?っつー話です。ではモンベルのトレールワレットを普段使いとしても適用できるかというと、そこはバブル世代の影響を受けてしまっていて、すこし小恥ずかしい。トレールワレットは機能性は高いけど、見た目がオモチャのおサイフ感が強いのです。

そんなわけで、普段使い用に、コンパクトで収納力の高いお財布をいま探してます。

 

下の写真は、日光の中倉山です。あまり有名ではないですが、標高1600メートルと低い割には、高山のようなアルペントレッキングができるので、大好きな山です。

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