残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

危機

今週のお題「人生最大のピンチ」

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お題と全然関係ないですが、上の写真は先日登った瑞牆山(みずがきやま)山頂からの眺望です。

 

"人生最大のピンチ"はピンチの最大級ということだから、あとで振り返って笑える類のものではない、そんな気がします。だから、最大のピンチについて開帳することはやはり難しい、控えたいな、と思うのですね。

でも、開帳できる程度の、最大ではないピンチなら多少書けそうです。

大切な人のためにとある補償のやりとりを、先方のお抱え弁護士とわたし個人の間で一年程かけて交渉したことがあります。当時はわたしは法的知識ゼロなので、論理で勝負してみました。本当はわたしも弁護士を代理に立てて交渉すれば良いのですが、とても自分で弁護士を雇う金など持っていない頃の話です。あ、いまもそんなお金はないですが。つまりいまよりもっとお金がない頃です。そういうピンチ。

弁護士になるくらい頭の良い人なら、わたしが整然と話せばきっと物事通じると信念を持って孤軍交渉して、1年ほど経って、ようやく先方弁護士が納得し、非を認めてくれて、ほっと安心した頃に、こんどは、第二弁護士と名乗る人から連絡が来て、一年かけた交渉内容がゼロから始まったときは、これぞお金の暴力だな、付き合いきれないな。とおもって、不利な結果にはなりましたが、交渉はそこで打ち切りました。学ぶことはありましたが(弁護士は良くも悪くも資格であって、人格ではないのだな、法的知識と論理性は違うのだな、金の力って行儀が悪いけどとんでもないパワーだな、といったところ)、ちょっと疲れましたね。

と、この程度のことなら話せます。

ですから冒頭書いたように、"最大のピンチ"とはこんな程度ではない、人生を左右しかねない経験だったわけで、それはさすがにお互いに内緒。というわけです。

危機、という英語って、ピンチ、クライシス、クリティカル、いろいろありますが、どう違うんでしょうね。

紹介する曲は、ジャコ・パストリアスのcrisisです。