残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

趣味の話 何回目かの

おととい、ユニクロジルサンダーのコラボ、+Jのウールジャケットの生地(実際目にしたのはセットアップのパンツですが)が高級感有りすぎて買うのをやめた、ってことを書きました。普段の仕事で使うようなジャケットに高級感は必要ないかなあという意味です。

ところが人間というのは矛盾に満ちた不思議な生き物でして、さっき思い出したんですけど、確かにわたしは洋服の生地の品質にはこだわりがないんですけが、機能性に関しては過剰な投資をしてきたかもしれない。きっかけはそれこそ前回の+J(10年ほど前か)で初めて目にしたブロックテックのナイロンジャケットで、そこでシェルという概念を知って、重ね着防寒にハマってしまった。

プライベートでアウトドアを楽しむことはあまりないんですけど、出張の際、山間部や海岸沿いで強風のもと屋外で長時間過ごす必要があるとき、ウールコートでは防寒性の意味があまりないことを、温暖な地域でぬくぬく育ったわたしが充分大人になってからようやく痛感し、買ってみた+Jナイロンジャケットを使ってみたところこれがなかなか良かった。風をとおさないし、カッパを着て動き回る時ほど蒸れがない、ような気がした。

それをきっかけに色々興味が湧いてですね、防水透湿素材の王様はゴアテックスだというので調べてみると、これがめっぽう高い。+Jのナイロンジャケットはセールで3千円もしなかったと思うのですが、こちらはその10倍以上の価格です。すごい世界があるものだと思った。そしてもう少し調べると、モンベルゴアテックスシェルは他に比べて安めで、30から40%くらい安い。これはいいと思ってしばらくはモンベルのものを使っていました。最近は少し値上がりしましたが、それでも他メーカーに比べて全然安い、レインダンサーというシェルです。

モンベル M/GTXレインダンサージャケットメンズ 1128618 カラーSLBL M

モンベルのレインダンサージャケット

 

ところが業が深いわたしは「他の防水透湿素材はどうなんだろうな」という探究心が湧いてしまい、ネオシェルというものに浮気してみたり、へえ、eVentなんていうものがあるんだ、と感心してみたり、全部新品で購入したら破産するからオンラインの中古販売を巡回する日々だったりしたのですが、ここにきてようやく原点回帰といいますか、用途別にユニクロのブロックテックシェルと某アウトドアメーカーのゴアテックスシェルの2種類で落ち着いています。お金を出しても加水分解でボロボロになるのが心配という記事を読んだことがありますが、ある程度日常的に清潔を保っておけばそこそこ使えているので、10年程度のスパンのものごとに関して、心配すべきはどっちかつーと体型なんですよね。

Teton Bros.(ティートン ブロス) Tsurugi Jacket KB M Deep Green

NeoShellという素材のツルギジャケット

 

結局理屈を並べ立ててもこれは過剰スペックな趣味なんだよなあと自分でも思うんですけどね。

趣味の話になると他人のことを考えた書き方になれないのも悩みです。