残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

音の記憶や意識

音楽が好きで、リズムが好きなのは、幼稚園の頃鼓笛隊を習ったのがわたしの感性の真ん中に刷り込まれているからだと確信しているのですが、他にまったく心当たりがないから、というのもたぶん正解です。

さらにわたしにとって音楽は最近、覚醒といいますか意識とペアになっていて、寝る前に音楽を聴いてしまうと、リズムやビートを意識してしまい気になって寝れなくなってしまうのです。環境音楽とも呼ばれるアンビエント・ミュージックでさえも、何かしらのリズムやビートを伴うことが少なくないのでたいてい聴き入ってしまい寝れない。ただレイハラカミさんのアルバム"暗やみの色"などはすごく良くて、ビートを極力排除して、液体のようにソフトで無形な音色の重なりで構成されているので、寝る音楽としては大変機能性が高かった。


rei harakami 暗やみの色 [Full Album]

ただ、それでも結局は西洋音楽の音階を基本に奏でられているので、フレーズをぼんやり覚えてしまうと、そのうち頭の中に曲が鳴り響いてしまって必ずしも寝れなくなってしまいました。好きであるのも大概にしといた方が良かったかもしれないし、いっぽうで起きてる間は最高に心地よい音楽なので、その意味ではずっと好きでいられて良かった。

そして最近、ついにすごいのを見つけました。

 


雨の音。 大雨の音、 雨音 【10時間】雨の音 睡眠、睡眠用BGM、勉強用BGM 、雨の音 BGM

雨の音10時間分。最高です。至高と言っても良さそう。音楽については幼少期の鼓笛隊で決まりましたが、わたしのヒーリングの原点は雨音かもしれません。それは、田舎ゆえに無駄に広かった庭に隙間なく植え込まれた数々の植物の葉、渡り廊下のトタン屋根や家の前の砂利道に、次々と雨粒が打ちつけられる音の記憶と共に、雨が上がって窓から外を覗き、くっきりと陰影が浮かび上がった山肌を少しずつ夕陽が赤く染め行く風景の記憶も伴って、すーっとわたしの心に染み込みます。音は大きいほど良く眠れるし、ヘッドホンをして聴くとさらに良い。まったく睡眠の邪魔に感じません。ただしいつも気づいたら朝を迎えていて、起きてもまだその雨音動画は鳴っているので、うっかりWi-Fiが切れているとずいぶんギガを消費します。