残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

うかつに口に出してはいけない

今週のお題「遠くへ行きたい」
そんな言葉をうっかり口にすると、本当に遠くに勤務することになりかねないので、滅多なことを口にするものでは無いと学習してこの歳になりました。不定期で、かつ渡航に目処が立ったとしても、何週間もかけてやっとたどり着く場所がいまだにあるのです、それは国の内外を問いません。いつ故郷に帰れるかわからないのは大変なストレスで、つまりは渡航時間さえなくなってくれればわたしにとってどこに勤めるかというのは全く問題ない話になるのですが、いまのところそれを実現するには相対性理論によれば光の速度を超えて移動する術を人類が見つけなければなりません。ここまで書きながら少し考えてみたのですが、仮にどこでもドア的なものができて、移動時間が実質ゼロとなれば、地域や国同士の物資交流や人的交流の濃淡がなくなって、いわゆる地域差や独自文化がなくなっていくんだろうな、と想像している最中に、いやいやそうでもないな、人には心や感情があって、それは宗教やイデオロギーに密接におもう。心の距離が近い者同士の生活様式が似通っていくんだろうなあ。つまりどこでもドア時代の地域差とは、物理的な距離ではなくて、宗教観やイデオロギーといった、人と人の心の距離によって違いができていくものになるんだろうな。そのときの地区・地域とは、ネットワーク的に複雑に張り巡らされ関連づけられた集団なんだろうな、というところまで考えて、人工的に光の速度を超えることなんて、まあ生きてるうちは無いよね、と思いました。

紹介するのは、ハンバートハンバートの1時間という曲です。ボーカルの透明感。

1時間 - ハンバートハンバート