残り半分

話がまとまる前にやめとく派です

ゼロ

図書館に寄ってとある雑誌をパラパラとめくっていました。科学系雑誌で「無」についての特集です。そういえばひと月ぐらい前、仕事で「ゼロ」と表記することについて議論になったことを思い出しました。ゼロという概念は哲学的側面が強いからで、技術者が安易にゼロという言葉を使うべきではない云々というような、確か。そんなことを思い出しながらその雑誌に目を通していると、数学的ゼロの発祥から微分積分における極大極小、相対性理論量子力学まで歴史が辿られて、最後はお決まりのようにかならずそこにいく、宇宙の始まりについて記述されていました。宇宙の始まり、ビッグバン以前については、20年くらい前の科学系の書籍や雑誌などでは、宇宙以前の世界は現宇宙の法則を超えたところにあるので、「ああすればこうなる」という因果関係が成り立たず、そもそも考えても仕方ないことだ、と言及されていたものですが、今回雑誌ではもう少し踏み込んだ議論となっています。わたしなりに解釈すると、「自然界において完全に一定の状態を保つのは非常に難しく、つねに揺らぎのある状態である。宇宙の始まり以前が無、ゼロだとしても、常時厳密な無の状態を保ち続けるのは大変難しく、無の近辺で揺らぎが「有った」はずである。その際、ほとんんどの揺らぎは極小な物理エネルギーであったためすぐに消滅したかもしれないが、途方もない揺らぎの繰り返しなかで、まれに膨大なエネルギーの揺らぎが発生することがあっても不思議はない。そのまれにあった膨大なエネルギーの発現が、ビッグバンであった」とういうような、書きながらわけのわからない気持ちになってしまいましたが、学問として理解できたのがせいぜいニュートン古典力学程度なので、いつもの通りテキトー解釈です。
ゼロで思い出したのは80年代のバンド、the fixxの曲saved by zeroですが、フィクスといったらOne thing leads to anotherです。ギターのカッティングがかっこいいのですが、このころの音楽の特徴は、鋭いギターカッティングが無理やりエイトビートアンサンブルで奏でられるスタイルでしょうか。普通なら、バンドのリズム隊は音の隙間が空きすぎるのを我慢できずに16ビートを刻むはずです。
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