今週のお題「わたしの好きな歌」
音楽ジャンルのなかで特に好きなのはジャズです。
ジャズは楽器の即興演奏が主体となる音楽なのですが、好きになったきっかけは即興演奏ではなくかっちりした楽曲のジャズボーカル曲でした。
うーん、最高。前半の無垢な清らかさ、後半の業火のごとく激しい感情、その対比が素晴らしい。むちゃくちゃ完成度が高いです。
この曲は元は西ドイツ製作映画バグダッド・カフェのサントラ曲で、ジェベッタ・スティールが歌っています。
Jevetta Steele : Calling You
サビが遠吠えのような、荒涼とした雰囲気で、砂漠が舞台となっていた映画のイメージにピッタリです。
さらにこの曲は、ボブ・テルソンさんが作詞作曲者で、本人も歌っています。比較的最近のライブから。
Bob Telson sings Calling You (from Bagdad Cafe)
これ、すごく良くないですか?上手さは前出の二組に到底かなわないのですが、ご老人がファルセットを駆使して歌うこの姿のなんと魅力的なことよ。ピアノのアレンジが必要最低限なところも枯れた雰囲気でいい。
他にもジョージ・マイケルも録音を残しています。
Calling You - George Michael
ジョージマイケルはライブでの演奏で、記憶が確かなら、こちらはサビをリサ・スタンフィールドが担当していて、ジェベッタ・スティールの荒涼とした雰囲気に近いです。
最後にジェフ・バックリィ。
Jeff Buckley - Calling You - Live at Sin-é
ギターアルペジオがぶっきらぼうで優しい、良い味出してます。歌は言わずもがな天才的。ファルセットと地声を行き来する様がスリリングです。
曲の良さのお陰で、沢山のステキなアーティストにカバーされています。作曲したボブテルソンさんには感謝感謝ですね。